30日目

2015.3.26  30日目


 今日は最後の授業に行きました。何をするのかと思っていましたが、いつも通り授業をしました。でも、前半は特に文法事項も少なかったので、さらっと単語を通してあとは話しました。初めの方ではできなかった会話を全員ができるようになっていて先生が言っていることもきちんと聞き取れるようになっていました。みんなで大きく進歩したことが本当に嬉しいです。後半も、少し本文をまとめて、それが終わるとすぐに会中心に行きました。みんなでご飯を食べるためです。



B16班は二つのテーブルに分かれて座って楽しく話しながら食べました。私はおばあちゃん先生の隣でなんとか話すことができて、その先生の経歴を聞いて印象が変わり、もっと話したかったのですが、中国語が出てこなくて難しかったです。またもっと話すことができたらと思いました。みんなでいっぱい写真を撮って、私はいつもギリシャのおじさん学生の隣でずっとひっついていたのですが、文化の違いを超えて逆に心地よかったです。このような体験はここにこないとできなかったと思います。ともに苦楽をともにした国境を超えた仲間との最後の別れの時、少し悲しくなりましたが、それぞれが自分の夢に向かって歩いていくことを応援したいなと思いました。本当に素敵なメンバーだったので絶対に忘れません。最後に米拉,多利,波天とハグをして微笑みあったことも私にとってはすごく貴重な経験でした。違う国の人と英語以外の言語で触れ合えたことは本当に素敵な経験で、より一層言語が好きになりました。みんなの笑顔を糧にこれからも頑張っていこうと思います。

 みんなと別れてからは一旦寮に帰って荷物を置いてから超市へ行きました。これがきっと最後の買い物です。このスーパーにはたくさんお世話になりました。北京のお菓子をたくさん買って帰りました。日本にいるみんなにもこの美味しさが伝わるといいなと思います。

 そのあとは王欣先生と丁先生と丁先生の奥さんとでご飯を食べに行きました。17:00に西集合だったので16:00すぎに寮を出て地下鉄で向かいました。今日は迷うことなくいけました。途中で英語圏のどこかの国のおじさんがすごく揺れる地下鉄で私を何度も支えてくれて、また人の優しさに触れることができました。本当に嬉しくて私が降りるとき何度もお礼を言いました。やっぱり人と国籍はあまり関係ないなと改めて思いました。西はたくさんの乗り換えがあり、何号線のホームで待てばいいのかわからず、とりあえず乗ってきたホームで待ちました。やはり先生たちは違うホームにおられたようでしたが、私を探してくださって無事会うことが出来ました。

携帯電話が使えないのが少し不便に感じましたが、これもまた海外らしくていいなと思いました。お店を決めてから王先生と合流し、たくさんご飯を食べました。料理を食べた後、食パン一斤分のデザートをほぼ一人で平らげました。これまでにないほどたくさん食べましたが、青島ビールも飲み、満腹感がわかりませんでした。楽しかったけど自分の食欲に驚くばかりでした。王先生に会うと急に島根大学を思い出して少し恋しくなりました。でも今はあまり帰りたくありません。やっと授業のほとんどを理解できるようになったし、北京での生活にも慣れてきた頃なのにここを離れるのが寂しかったりします。本学生の友達もでき始めていたので、もう少しいたらもっと楽しいだろうにといつも思ってしまいます。中国にいるのは明日1日だけですが、大事に時間を過ごしていきたいと思います。王先生と別れた後はまた地下鉄に乗って帰りました。地下鉄にも慣れ、一人で乗っても全然怖くありませんでした。振り返ると大きな変化です。この留学を通して得たものは計り知れません。この一瞬一瞬を大事にしていきたいです。