12日目

2015.3.8  12日目




 今日は9:00に集合して丁先生のお家へ向かいました。出発前に郭先生から注意事項を聞いた後、今回の引率をしてくださった張さんからもお話を伺いました。リーダーの仕事を確認した後、みんなで出発しました。何回か乗り換えをし、バスに乗って最寄りのバス停に着くと丁先生が待っていてくださいました。「ここからは全て中国語で話しましょう」と言いながらお家へ向かうと、お父さんとお母さん、奥さんが温かく迎えてくれました。靴に保護袋をかぶせてお家の中に入り、テーブルを囲んで座りました。お茶やお菓子でおもてなしをしてくださり、本当に温かい家庭でした。

 餃子を作る前にみんなでお父さんやお母さんに自分について中国語で紹介することになりました。あらかじめ考えておくようにと言われていましたが、1.自己紹介2.中国語学習の感想3.北京の印象をそれぞれ言っていきました。中国語のレベルもあるし、経験も違うけれど、各々が自分らしく発表できたと思います。質問等も交えながら、有意義な時間を過ごすことができました。少し休憩した後、餃子作りに取り掛かりました。お父さんがつくり方を見せてくださいました。みんなのみこみが早かったり、餃子作りの経験があったりして、すぐに覚え、我先にとたくさん作っていきました。失敗した時に笑いあったり、助け合ったりとみんなでつくる共同作業はより仲を深めてくれるなと改めて感じました。本当に面白かったです。

そしてみんなで食べ始めました。お父さんやお母さん、奥さんは餃子を茹でてくださっていたので、あまり一緒に食べることができなかったのが残念でしたが、「自分で作ったぶん美味しい」とみんな口を揃えて言っていました。すごいスピードでなくなるものだから、「ゆっくり食べてください」と何度も言われましたが、美味しくて止まりませんでした。
水餃子が一通り終わると、今度は焼き餃子を作ることになりました。またお父さんに教えてもらって、つくり始めました。焼き餃子は水餃子よりも時間がかかるため、みんなのためにと果物を出してくださいました。私も手伝って皮むきをしましたが、本当に家族になれたような気がして嬉しかったです。みんな満腹になるまでたくさん食べました。そのあとは、お父さんたちと交流をしました。中国語のレベルが様々な私たちにとって、みんながみんなたくさん話すことはできませんでしたが、私も「丁雷先生が日本にくるときにどんな心情だったのですか?」と質問をして、お母さんに「シャオチュアンの質問は特別よかった」と言ってもらえた時には本当に嬉しかったです。お母さんとお父さんの話し方もまた違い、聞き取るのはまだまだ難しいけれど、これからもっと勉強して聞き取れるようになった後、またお会いしてたくさんお話ができたらなあと思います。みんなで感謝の言葉を書き、記念撮影をして帰ることになりました。名残惜しかったけれど、またお会いできることを願ってお礼を言いました。本当に今日もいい経験をたくさんすることができました。感謝します。

帰りは地下鉄から私たちだけになり帰っていきました。地下鉄にもだいぶ慣れてみんなも平気なようでした。五道口の駅で解散した後、私とゴンダオ,ティエンバンはスーパーに行きました。スーパーにも慣れ、会計にも全然恐れることなく行けるようになりました。この違いは大きいなと日々痛感しています。


一旦寮に帰り、18:30くらいから晩御飯を食べに行きました。丼や炒め物、ラーメンなどがあるファーストフード店に入り食事をしました。安くて美味しかったので大満足でした。ただ、お昼あんなに餃子を食べたのに、一食ペロッと食べられたことに驚き、胃袋が大きくなったことを痛感し、少し太ったことにショックを隠せませんでしたが、これも経験だと思い、前向きに受け止めることにしました。2時間ほど話して帰りましたが、また新しい話がたくさんできて勉強になりました。外国の方との出会いもそうですが、同じ経験を共有している他大学の日本人との出会いも私にとっては大きなものでした。
 明日からはまた授業が始まります。復習と予習をして寝ようと思いましたが、シャワーを浴びた時点で睡魔に襲われ随分早く眠りにつきました。少し疲れがたまっていたのだと思いますがこんなに充実した日々が続いていたので気づきませんでした。体調管理にも力を入れようと思います。