第1回島根大学中国文化講演会を開催しました



 7月10日(金)午後12:45から,教育学部棟2階25番教室において、拓殖大学  外国学部教授の立松昇一先生をお招きし、外国語教育センター主催による「第1回島根大学中国文化講演会」を開催しました。主な対象は、中国語Ⅰを受講している1年生及び中国語実用化プログラムの履修登録者でしたが、参加者は、100名を越え、準備した教室があふれんばかりの盛況ぶりとなりました。


   講演会の演題は「中国の昔と今―文化・社会・言葉を通して―」で、立松教授が現地で撮影された写真や収集された資料を基に、中国の伝統文化から話が始まり、現代中国の都市の姿と農村の姿、そして、特に、「80后」と称される1980年代生まれの若者たちの文化に至るまで、幅広いトピックをカバーする講演内容でした。中国は、ただ広大な国土を持つ国というのではなく、長年の歴史伝統があり、さまざまな人々がいるということを、改めて実感できる講演会となりました。参加した学生さんが理解しやすいように、講演内容を補うハンドアウトも準備されていましたが、さらに詳しくメモを取りながら聞き入る学生さんの姿が印象的でした。




   立松教授から次々と出てくるエピソードに耳を傾けながら、あっという間に講演時間が過ぎてしまいましたが、参加した学生さんは、この中国文化講演会を通して、語学学習は、単にスキルを身につけるばかりでなく、その背景にある文化や社会状況の理解がいかに大切であるかを学べた意義深い講演会となりました。