2016年留学 15日目

201639() 留学十五日目

 今日は午前中に授業を受けた後、午後から「798芸術区」に行きました。現代アートがたくさん見られると聞いていたので、私はワクワクしていました。
 大学のバスに乗ってみんなで移動し、到着すると集合時間だけ教えられて後は自由行動になりました。私は森や首藤と一緒に回りました。


 798芸術区の入り口はストリートアートが主です。横浜の赤レンガ倉庫が小さくなったような建物の壁一面に絵がぎっしり描いてありました。更に中へ進むとABCDEで区分けされており、それぞれの場所にコンセプトの違うギャラリーが設置されていました。
    最初に私達はD区あたりでいろいろな雑貨屋に入りました。服飾系の店がすごく多くて、革製品を取り扱っている店、エスニックな雑貨を扱っている店が特に目につきました。雑貨屋で可愛いものをたくさん見つけたので、私は森たちや修大の女子たちと盛り上がっていました。ただ可愛いものだけじゃなく、日本のアートやキャラクターに影響されたのだろうと思われるデザインの商品も多々あり、それがものすごくシュールだったので、日本人目線でみるととても面白かったです。雑貨屋にはいろいろ入りましたが、一番印象に残ったのは髑髏のデザインの商品だけ置いているお店です。ドアの取手も骨になっているくらいのこだわりようで驚きました。容器が髑髏になっているマニキュアなど「そんなものまで髑髏のデザインにするの?」と思わず言いたくなるような商品がたくさん並んでいました。
 798にはお店だけでなくたくさんの個人のギャラリーがあります。全部見ていたらものすごく時間がかかるので今日は気になったところだけ中に入りました。一番見ていて面白いなと思ったのは、牛関連のグッズやオブジェ、絵が並ぶギャラリーでした。どうして牛ばかりなのかは分かりませんでしたが、とにかく牛だけでした。オブジェの写真を撮ったり展示を見ていると、途中で中国の歴史を紹介するパネルや有名人の写真がたくさん貼ってあるコーナーがあり「これは牛とは関係ないんじゃないかな」と言って森たちと見ていたのですが、よくよく見るとそれが全部丑年の出来事や丑年生まれの有名人だったので本当に驚きました。他のギャラリーもちらっと見たりしましたが、中には展覧準備をしている所も多かったのでアーティストの入れ替わりが激しい所なのかなと思いました。

 その後はおしゃれな本屋さんを見つけたのでそこに入り、可愛いしおりを見つけたのでお土産用で二つ買いました。その本屋さんには私の好きな雑誌も置いてあり、中国でも売っているのかとうれしくなりましたが、値段を見ると100元と高額だったので中国語版を買うのはあきらめました。
 あと、町の中には素敵なカフェがたくさんありました。時間が少なかったので入らなかったのですが、いつかまたこの798に来たときにはギャラリーをゆっくり回ってこのたくさんあるカフェのどれかで休んで、一日中芸術に浸ってみたいと思いました。
 集合時間まで他にはオブジェの写真を撮って楽しみました。798のいたるところにいろんな作家のオブジェが設置されていて、それらの写真を撮ることが出来ます。どんな角度で撮るか、どんなポーズで撮るかは自分のセンス次第です。この798では観光客自身もアートを作り出せるのだな、と私は感じました。



 この798芸術区はまた中国の知らない一面を見せてくれました。中国でこんなに面白いアートに出会えること、そしてこんな風に表現の場が与えられていることは中国に来るまでほとんど知りませんでした。なので、今日の798見学ですごく感動しました。また、中国人芸術家はアートを作る上で取り上げるモチーフが独特だなと思いました。日本にも直島というアートを売りにしている観光地がありますが、そちらは798のごちゃごちゃした感じと違ってこざっぱりしたところです。それはそれで大変きれいな所なのですが、日本にも798みたいなギャラリーや雑貨屋が所狭しと並んでいるような場所があってもいいな、と感じました。

投稿者:岡 明歩 編集者:丁 雷

2016年留学 14日目

201638() 留学十四日目

 今日で北京に来てもう二週間が経ちます。こっちに来てから毎日何かと忙しいので時間が過ぎるのが本当に早く感じます。勉強時間の確保が大変なので、ちょっと暇なときに復習をしたり、夜ちょっと頑張って起きて勉強したりしています。ルームメイトや汉语桥で同じグループになった留学生と喋る時になるべく新しく習った単語を使ってみたり、会話の中で初めて聞いた単語を後でメモしたりして勉強したりもしています。テストがあるから覚える、というよりも相手ともっと話がしたいから覚える、という方がモチベーションを上げられるので、この方法で単語をどんどん覚えていきたいなと思います。

 今日の授業の口语の方はペアで役を割り振って、教科書の本文を参考にオリジナルのセリフをその場で考え、何も見ずに会話をするという練習をしました。何も見ずにというのが結構大変だったのですが、北京に来てからは日々自分が喋れる限りの中国語で現地の人や別の国の留学生と喋っているため毎日アドリブで喋っているようなものなので、私も含めみんなある程度喋れていました。でも、先生に「もっと複雑なことを頑張って言ってみて。」と言われると、難しくてあまり話せませんでした。先生は「みんなのレベルは今バラバラだけど、これから前に出て発表する機会を増やすから、そうしたらもっとみんな頑張るようになってさらにレベルアップするよ!」と授業の終わりに言われたのでもっと頑張ろうと思いました。阅读はとにかく単語をたくさん覚えられれば何とかなりそうなので、単語の暗記を頑張ります。

 ご飯を佐藤高桥と食堂で済ませました。その後十七楼に戻って洗濯をして丁先生や江角松江と合流しみんなで勉強するため漫咖啡に行きました。今日はすごく空いていたのですんなり座れました。私はカプチーノ、佐藤は抹茶ラテ、高桥はカフェモカ、と上回生三人はドリンクを頼みましたが、江角松江はそれぞれワッフルとフレンチトーストを食べていました。二人とも昼ごはんをあまり食べてなかったからと言っていたのですが、結構漫咖啡のスイーツは量の多いものばかりなので二人もよく食べれるな、と私は思いました。

 ちょっと休憩しながら昨日行った学校訪問についての話をしました。やっぱりみんなも日中の教育レベルの差を感じ、ショックを受けていたみたいです。設備もディスプレイ付き黒板など島大とは比べ物にならないくらいの充実ぶりだったから、日本の教育に対するお金の使い方を政府に考えてほしい、という話も出ました。みんな思うことは大体同じなんだな、と感じました。

その話の後は雑談をしたり勉強をしたりして過ごしました。本当にすごく落ち着くいいカフェです。

漫咖啡を出た後は近くの朝鮮料理屋さんに行きました。ここでまたお酒を飲むことになり、今回は青岛啤酒白酒を飲みました。人生初の白酒を飲んだ感想としては、辛口の日本酒の味と近いかも、と感じました。個人的には美味しいなと思いました。青岛啤酒も美味しかったです。他にもキムチやナムル、豚キムチ、イカの串焼き、羊肉の串焼きなどを食べました。朝鮮料理はとにかく唐辛子のじんわり来る辛さを感じる料理が多いです。辛いけど美味しいです。羊肉の串焼きは少し歯ごたえもあって、スパイスが効いていてとても美味しかったです。ただ少しクセがあるかな、とも思いました。スジの方も出てきたので食べましたが、こっちはすごく柔らかくて、正直この中で一番美味しいのはこれだな、と私は感じました。
十七楼に戻った後は汉语桥に参加しました。今回は同じグループに丁先生も参加され、ちょっと酔っていてテンションが高かった先生がものすごくたくさん喋っておられました。中国のいろんな地方、いろんな食べ物の話が聞けたので楽しかったです。中国にいる間にいろいろな場所へ行けるだけ行きたいです。
汉语桥の後は郭先生が明日帰国されるということで、最後の先生の話を聞きました。その後は先生に中検のテキストにサインをしていただきました。これでさらに中検へ向けてさらに頑張っていけそうです。
明日は午後から798艺术区に行くので、芸術好きの私としては非常に楽しみです。


投稿者:岡 明歩 編集者:丁 雷