17日目

2015.3.13  17日目



  今日はすぐに天津へ向かう予定だったので、早起きして準備をしました。同屋も早く起きでシャワーを浴びていたので、良かったです。今日の授業を通して、リスニングのためにもっと語彙力を上げないといけないなと思いました。今日で授業が二週終わってしまい、残すはあと一週間になってしまいました。帰るまでに少しでもスピーキングができるように頑張りたいと思います。授業が終わった後はすぐにバスケットゴール横のスーパーへ向かいました。逸夫楼からは遠回りしなければいけないのかなと思っていましたが、本屋さんのところを通り抜けることができたので、また一つ新しいことを覚えることができました。 

 12:30から教三楼で日本語専攻の学生との交流会がありました。初めは緊張してあまりたくさん話せませんでしたが、パートナーも快く理解してくれて嬉しかったです。同じ日本語学科でもみんな色があってどれも本当に面白かったです。また話を聞く中で本科生の生活を知れたし、留学生との違いも少しわかったような気がしました。最初に話した女の子は、本当に可愛らしい仕草で話していました。日本のアニメの中でもなるとが一番好きだそうで、私があまり知らなくて話が展開しなかったのは少し残念でしたが、コナンの話で盛り上がりました。名探偵コナンはリアルタイムで放送されるほど中国では人気だそうです。次に話した栗くんは本当に日本語を話すのが流暢でセンスを感じました。お互いにたくさん質問し、やりとりが途絶えるとはほとんどありませんでした。将来日本で数学をやってみたいというのが印象的でした。かいくんはとにかくアニメが大好きで、今年の日本への留学も英語の成績が悪いからいけなかったと言っていました。でも、日本が大好きなのはひしひしと伝わってきて、本当に嬉しかったです。名前は忘れてしまいましたが、すごくおとなしい男の子とも話しました。話題があまり見つからなくて戸惑いましたが、一人っ子政策があったときにお姉さんがいたということに衝撃を受けました。やはり罰金を取られてしまったそうです。
 最後に話した少しラテン系な感じの女の子は活発な女の子で、かいくんとすごく仲がいいそうです。本当にみんな日本語が上手で驚きました。北はさすがだなと思ったのと同時に、私ももっと話す練習をしようと思いました。読み書きは得意ですが、聞く話すはあまり上手にできません。ここが私の一番の課題です。せっかく中国に来たのだからたくさん話そうと思いました。最後にみんなで感想を書いて前で発表しようということになりました。書くのは楽しいのですが、やはり発表となれば難しいです。書いたものをチェックしてもらいいざ発表しようと思うと緊張しまくって案の定上手に話すことなど出来ずに終わってしまいました。本当に悔しかったのでもっと頑張ろうと思います。


 交流会が終わると天津に向かうため、すぐに寮に帰って最後の準備をしました。丁先生と奥さん、タンティエン、ゴンダオと私でいきました。パスポートと手元にある元を全て持って出かけました。少し体調が悪かったので心配でしたが、天津へは絶対に行きたかったので楽しみにしながら向かいました。16時ごろから地下鉄で1時間ほどかけて北京南駅まで行き、ここで高に乗りました。チケットを買うのにもパスポートが必要でたくさん時間がかかりました。往復で100元(約2000円)ちょっとかかりました。また、私たちは天津駅へ行きたかったのですが、行った時間が遅くて天津駅行きは遅い時間のものしか残っていなかったのです。ホテルのチェックインが7時までと決まっていたそうで、少しでも早いものに乗ろうということで天津南駅行きを買いました。私の準備が遅れたせいかと思うと申し訳なかったで
す。


 出発は18:28だったので、少し時間があるから軽食を食べようということになり、ファーストフード店に入りました。機内食のようなものが出てきて戸惑いましたが、美味しかったです。今日は酸菜が高菜のようなものであることを知りました。食べ終わるとすぐに乗り場に向かいました。乗り場に入るのにもパスポートが必要でしっかりと顔を確認されました。ホームにつき、まだ少し時間があったため、車体の頭の部分を見に行きました。日本の新幹線と似ていますが少し違っていてこれもまた面白かったです。一等車と二等車があり、一等車は飛行機のビジネスクラスのようなもので、二等車は新幹線のような感じの座席でした。二等車に乗り込み座席に着くと、なんだかワクワクしてきました。出発し、どんどんと加速していって、日本の新幹線よりも早いスピードで走り始めました。本当に面白かったです。私まで浮いているような感じもしました。28分ほどかかると聞いていたので少し眠って待ちました。

 天津南駅に着くと内装がとても綺麗で北京よりも近代的な感じがしました。少し驚きましたが、先生から天津はヨーロッパの国の植民地だったことを聞き、なるほどなと思いました。しかしあまりにも新しい感じがしたのでまたそれはなんでかなと思いつつ進んでいきました。天津駅行きの地下鉄のチケットを買うと、チケットが紙ではなく、コインのような形のプラスチックでした。そういえば、香港に行ったときも同じだったなと思い出しながら、隣の町でもこんなに違いがあるのだと思いました。面白かったです。

 天津駅の中では最も便利なはずの出口が封鎖されていたりして驚きましたが、駅を出るとたくさんのヨーロッパ風な建物が見えました。本当に綺麗で驚きました。ホテルを探して歩いているといたるところにイルミネーションのような建物もあって本当に綺麗な夜景を見ることができました。少し迷いながらホテルに着くと、「外国人が三人もいるの!?」と驚かれ、やれやれという表情でした。先生に聞くと私の情報は全て政府に送らなければならないらしく、手続きが大変だからと教えてくださいました。本当にそういうところに関しては厳格な国だなと思いました。3人部屋がないというトラブルも乗り越え、本来は超過料金を払わなければいけないところを、スタッフの人がなんとかしてくれて難なく入ることができました。3人で一つの部屋に入りましたが、計算は一部屋ごとで、結構綺麗なホテルなのに、一部屋210元一人70元(約1400円)ですみました。本当に安くて驚きました。



入ってすぐにゴンダオUNOをしたりして楽しみました。少ししてから外出することになり、天津の銀座のようなところに向かいました。歩いていると歴史的な建物もたくさんあって趣深かったです。古い洋風なお屋敷もありました。たくさんお店があって本当に近代的でした。面白かったです。長い道をどんどん進んで最後の方になったところで火鍋の店を見つけて入りました。すごく安いお店でまた自分でタレを作れたり、オレンジが食べ放題だったりで本当に驚きました。乾杯をしていろんな話で盛り上がりながら食事をしました。「いろんな大学の生徒と先生と奥さんが天津で食事ってもう忘れられないね」と先生がおっしゃっていたのが印象的でした。タンティエンは九州私立大学の3年生、ゴンダオは修道大学の2年生だからです。お腹もいっぱいになり、お店を出てすぐにみんなが「甘いものが食べたい!」と言い出してスターバックスとマクドナルドで迷ってマクドナルドに入りました。私はお腹の調子が良くなかったのでタピオカミルクティーにしましたが、みんなはアイスクリームを食べました。天津は海のそばで風も強くとても寒いのにすごいなと思いました。でもとても美味しそうだったので一口もらいました。そこからまた歩いて今度はコンビニに入りました。お水と明日の朝ごはんを買って帰りました。ホテルに戻ると、みんなお疲れモードでゴンダオはすぐに寝てしまうし、私たちも一度だけUNOをしてお風呂に入り、私もすぐに寝てしまいました。