2016年2月24日(三) 留学1日目
今日は一ヶ月の留学生活の始まりです。朝9時にホテルのロビーに集合し、丁先生の引率で広島空港へ向かいました。広島空港で昼ごはんを食べた後、800元分の両替をし、郭先生と広大、修大の学生たちと合流しました。郭先生が「今回留学をさせてくれた両親などに感謝のお祈りをしましょう」と言われたので皆で一分間黙とうをしました。わたしは、このお祈りで少し気が引き締まったように思いました。
それから先生方からの説明を聞き搭乗手続きへと入ったのですが、広島の学生の中でパスポートを忘れた人がいたり鍵を失くした人がいたりして、無事出発できるんだろうかと内心すごく心配しました。先生方も焦っておられて、「自分の持ち物の管理はきちんとしなさい」と待っているメンバーに念を押されました。国外に出るのだからいつも以上に気を付けて管理しないといけないな、と改めて思わされる出来事でした。
不安なスタートとなりましたがその後は何事もなく、私は飛行機で隣の席に座っていた修大生の子と話をしたり教科書を読んだりしながら過ごしました。途中機内食が出たのでそれを食べました。中身は小さいちまきが二つと、火が通してあるだけのキャベツを被せられた小さい肉まんらしきもの、それと果物と、三原名物「たこせん」でした。個人的にはちまきが一番美味しかったです。キャベツは特に味も無くて、なんで付いてきたのかよくわかりませんでした。あと、なんで「たこせん」をメニューに入れたんだろう、とそれも疑問に感じました。そして無事大連に着き北京行きの飛行機に乗り継ぎました。この時移動用のバスに乗りました。そのバスはすごく大きい車体で、その中にあまり座席が無く立つスペースがほとんどでした。すごく大きいはずなのに大勢の人が一気に乗ってくるので、とても狭くて乗っているのが大変でした。北京に着いた時の移動用バスも同じような状況になった上、日本と違ってバス内がものすごくにぎやかだったので、「本当に中国にいるんだな」と感じさせられました。
北京の空港のターミナルはすごく大きくて、「これでもまだ全体の半分だよ」と丁先生が教えてくださった時はものすごく驚きました。島根出身の田舎育ちの私は、北京みたいな大都市の迫力に圧倒されてしまいました。そして北语のバスに乗り移動しました。飛行機からターミナルへの移動の時もでしたが、バスに乗るときに、バスの形状は日本と変わらないのに右側にドアがあるのには違和感を覚えました。中国では車が右側通行なので右側にドアがついているのは考えたら分かることですが、実際に乗りこむ時は「なんかちょっと変だな」と日本とのギャップを少し感じました。
移動中にみた北京の町並みはネオンが結構派手で、縁起のいい赤色が多く使われていてすごくにぎやかな印象でした。途中北京オリンピックスタジアム(通称「鳥の巣」)も見ることができ、みんな一生懸命写真を撮っていました。遠目からですが実物を見ることができ、私も感動しました。また地図で見ていたとおり大学がすごく多くてどこを見ても大学がある、という感じがしました。
部屋に戻ってシャワーを浴びてから、次の日の試験の準備や日記をまとめながら同屋と話をしました。私の同屋はスペイン人のJoohaさんという人で、中国語での名前は朴炷昰(piáozhùxià)だと教えてくれました。今25歳で、北语で一年間勉強しているのだそうです。とても優しい人で、部屋での荷物の置き場所などを聞く前に教えてくれたり、私にいろんな話を振ってくれます。今日はお互いの中国語の勉強で苦手な所の話で会話が弾みました。最初は留学に対する不安ばかりが頭を占めていましたが、この優しい同屋のおかげで少し不安が払しょくされました。明日からの生活も何とか頑張って行けそうです。
編集者:丁 雷
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返信削除この年は前日に広島のホテルに宿泊されたようで、ホテルから空港まで行かれたそうですが、私は当日の朝に松江を出るので、まずは無事に空港まで辿り着きたいです。私にとっては初めての海外という事以前に、初めて飛行機に乗るので、持ち物など正直いろいろな不安はありますが、他大学も含めとても大人数なので団体行動が肝心になってくるという事を改めて感じました。
初日から中国人の学生さんとご飯に行ったり、ルームメイトとお話しされたていて楽しそうです。ルームメイトが既に1年間北语で勉強されている方というのはとても心強そうだなと思いました。